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Gainブロックは、指定したゲインファクタを入力と乗算して出力を生成します。ゲインは、数値または Gain パラメータフィールドの変数または式として入力することができます。入力とゲインは、スカラ、ベクトル、行列でもかまいません。Multiplication パラメータを使って要素毎の乗算か、または入力とゲインの行列乗算を用いるかを指定します。
Gainブロックアイコンは、ブロックが十分なサイズであれば、Gain パラメータフィールドに入力した値を表示します。ゲインを変数として指定すると、ブロックは変数名を表示します。Gain パラメータ値が長すぎてブロックに表示できない場合は、文字列 -K-
が表示されます。
スライダコントロールを使ってシミュレーション中にゲインの変更を行うためには、Slider Gainを参照してください。
サポートされるデータタイプ
Gainブロックのデータタイプに対するサポートは、行列乗算か、または要素毎の乗算を選択したかにより異なります。
行列乗算に対して、入力とゲインは、タイプ single
または double
の実数値または複素数値でなければなりません。
要素毎の乗算に対しては、Gainブロックは boolean
以外の任意のタイプの実数および複素数のスカラ、ベクトル、行列入力を受け取り、入力と同じデータタイプの信号を出力します。入力ベクトルの要素は、同じタイプでなければなりません。GainブロックのGainパラメータは、任意のデータタイプの実数または複素数値のスカラ、ベクトル、行列でかまいません。Gainブロックは、つぎのタイプの規則に従います。
uint8
で、ゲインが-1の場合、エラーになります。ゲインパラメータを精度を落して、入力データタイプと同じタイプにすることができる場合、Simulinkはワーニングを表示しながら、シミュレーションを続けます。int8
の場合、計算される出力が127より大きい場合127に、または-128より小さい場合-128になります。パラメータとダイアログボックス
K.*u
(要素毎の乗算)K*u
(ゲインを左オペランドとする行列乗算)u*K
(ゲインを右オペランドとする行列乗算)1
。設定されていない場合、Gain パラメータのデータタイプは double
です。特性
直接フィードスルー |
あり |
サンプル時間 |
接続されるブロックから継承 |
スカラ拡張 |
入力および Gain パラメータについて |
状態 |
0 |
ベクトル化 |
可 |
ゼロクロッシング |
なし |
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