Using Simulink    

モデルの保存

モデルは、File メニューから Save または Save As コマンドを選択することによって保存することができます。Simulink は、ブロック線図とブロック特性を含むモデルファイル (拡張子は.mdl) という特別なフォーマットを行ったファイルを生成することによってモデルを保存します。モデルファイルのフォーマットについては、付録B で説明します。

初めてモデルを保存する場合には、Save コマンドを用いてモデルファイルの名前と保存場所を指定します。モデルファイル名は文字で始まる31字以下の文字、数字、アンダースコアの組合わせでなければなりません。

以前に保存していたモデルファイルを保存する場合、Save コマンドを用いてファイルの内容を置き換えるか、Save As コマンドを用いてモデルを新しい名前で、あるいは新しい場所に保存します。

Simulinkは、モデルを保存するまでにつぎの手順を実行します。

  1. モデルに対する mdl ファイルが既に存在する場合、テンポラリファイルとして別名に変更します。
  2. Simulinkは全てのブロックの PreSaveFcn コールバックルーチンを実行し、それからブロック線図の PreSaveFcn コールバックルーチンを実行します。
  3. Simulinkは、同じ名前と拡張子 mdl を使ってモデルファイルを新しいファイルに書き出します。
  4. Simulinkは全てのブロックの PostSaveFcn コールバックルーチンを実行し、それからブロック線図の PostSaveFcn コールバックルーチンを実行します。
  5. Simulinkは、テンポラリファイルを削除します。

この手順を実行中にエラーが発生すると、Simulinkはテンポラリファイルをオリジナルモデルファイルの名前に変更し、現在のバージョンのモデルを拡張子. err のファイルに書き出し、エラーメッセージを発行します。Simulinkは、エラーが早い段階で発生しても、ステップ2からステップ4までは実行します。


 単純な連続システムのモデル化 ブロック線図の印刷