Using Simulink

データタイプの法則

つぎの法則を確認することは、タイプセーフなモデルを作成する手助けになり、その結果、エラー無しで実行することができるでしょう。

• 一般的に信号のデータタイプはパラメータのデータタイプに影響せず、逆のことも言えます。

この法則における重要な例外は、出力のデータタイプがパラメータのデータタイプによって決定されるConstantブロックです。

• ブロックの出力が入力とパラメータの関数で、入力とパラメータが異なるデータタイプの場合、Simulinkは出力を計算する前にパラメータを入力の型に変換します。

詳細に関しては、パラメータの型変換 を参照してください。

• 一般的に、ブロックは入力のデータタイプで出力します。

重要な例外は、Constant ブロックと、出力のデータタイプがブロックパラメータによって決定されるData Type Conversion ブロックです。

• バーチャルブロックは、その入力に関してあらゆる型の信号を受け入れます。

バーチャルブロックの例は、MuxブロックとDemuxブロック、条件無しで実行されるサブシステムです。

• ノンバーチャルブロックの端子に接続される信号ベクトルの要素は、同じデータタイプでなければいけません。
• ノンバーチャルブロックの入力データ端子に接続される信号は、同じ型でなければいけません。
• コントロール端子(たとえば、イネーブル端子とトリガ端子)は、boolean 型や double 型の信号を受け入れます。
• Solverブロックは、double 型の信号のみを受け入れます。
• ブロックに double 型でない信号を接続すると、そのブロックに対するゼロクロッシングの検出を無効にします。

データタイプの伝達

厳密なBoolean型の検査を有効にする