Using Simulink

複素数値信号の利用

デフォルトで、Simulinkの信号の値は実数です。しかしながら、モデルは値として複素数をもつ信号を作成し、操作することができます。

つぎのような方法で、モデルに複素数値の信号を導入することができます。

• ルートレベルに配置された入力端子を利用してMATLABワークスペースからモデルに複素数値の信号データを読み込みます。
• モデルにConstantブロックを用意し、その値を複素数に設定します。
• 複素数信号の実数部と虚数部に関連する実数信号を作成し、それからReal-Imag to Complexブロックを使って、複素数信号として結合します。

複素数信号を受け入れるブロックによりそれらの信号を操作します。ほとんどのSimulinkブロックは、入力として複素数信号を受け入れます。ブロックが複素数信号を受け入れるかどうかわからない場合、第9章, "ブロックリファレンスでブロックに対するドキュメントを参照してください。

入力とパラメータのスカラ拡張

信号の接続のチェック