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時間依存フーリエ変換とスペクトログラム
Signal Processing Toolboxには、データ列の時間依存フーリエ変換を出力するか、あるいはこの情報をスペクトログラムとして表示する関数specgram
が用意されています。時間依存フーリエ変換は、列の離散時間フーリエ変換のウィンドウ適用形であり、スライディングウィンドウを用いて計算します。このフーリエ変換形式は、短時間フーリエ変換(STFT)とも呼ばれ、音声、ソナー、レーダ処理に多く応用されています。列のスペクトログラムは、時間を横軸に、時間依存フーリエ変換のゲインを表示したものです。
線形FM信号のスペクトログラムを表示するには、つぎのようにします。
fs = 10000; t = 0:1/fs:2; x = vco(sawtooth(2*
pi*
t,.75),[0.1 0.4]*
fs,fs); specgram(x,512,fs,kaiser(256,5),220)
スペクトログラム表示は、イメージであって通常のプロット図ではないことに注意してください。
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