Signal Processing Toolbox

データの扱い

前節の例題では、つぎの2つの方法の内のいずれかを用いてデータを得ています。

• 直接入力、すなわち、キーボードからデータを入力する
• sin、cos、sawtooth、square、sincなどのMATLAB、または、ツールボックスの関数を使用する

ただし、いくつかのアプリケーションではMATLABの外部からデータを読み込む必要があります。読み込むデータ形式に応じて、つぎの方法で、これを行うことができます。

• MATLABのloadコマンドを用いて、ASCIIファイル、または、MATファイルからデータをロードする
• fopen、fread、fscanfのような低水準ファイルI/O関数を使って、MATLABにデータを読み込む
• MEXファイルを作成してデータを読み込む

また、高水準言語プログラム(たとえば、FortranやC)などを用いて、ユーザのデータをMATファイル形式に変換することもできます。詳細については、MATLAB Application Programming Interfaceリファレンスマニュアルを参照してください。MATLABでは、loadコマンドを使って、このようなファイル(MAT-ファイル)を読み込みます。

同様の手法を利用して、MATLABで作成したデータを外部に書き出すことができます。データのインポートとエクスポートの詳細については、MATLAB のドキュメントを参照してください。

Dirichlet関数

フィルタの実現と解析