Real-Time Workshop User's Guide    

テストポイントの宣言

テストポイントは、他の信号によって共有されたり再利用されないユニークな位置に格納される信号です。テストポイント設定は、信号をテストポイントとして宣言するプロセスです。

テストポイントは、Signal storage reuse Local block outputs オプションが選択されていても、rtB構造体のメンバとして格納されます。テストポイント設定により、個々の信号に対してこれらのオプションを変更できます。そのため、モデル内の他の信号に対して最適化されたストレージの利点を損なうことなく選択した信号のテストポイント設定が可能です。

テストポイントを宣言するには、つぎのようにSignal Properties ダイアログボックスを使います。

  1. Simulinkブロック線図で、信号を伝達するラインを選択します。その後でモデルの編集メニューから信号プロパティを選択します。これにより、Signal properties ダイアログボックスをオープンします。

    あるいは、信号を伝達するラインを右クリックして、プルダウンメニューから信号プロパティを選択することもできます。

    .

  1. SimulinkGlobal (Test Point) オプションをチェックします。
  2. Applyをクリックします。

テストポイントに対するストレージ宣言と、生成されたコードの例として、表 3-6, Signal Properties オプションと生成されるコードを参照してください。


 Autoストレージクラスをもつ信号 信号と外部コードのインタフェース