| Real-Time Workshop User's Guide | |
Externalモード関連メニューとツールバーのアイテム
ターゲットプログラムとの通信を行うには、モデルはexternalモードで操作されなければなりません。シミュレーションメニューおよびツールバーは、extermalモードを可能にする2つの方法を提供します。
externalモードが利用可能になると、シミュレーションメニューまたはツールバーを使ってターゲットプログラムへの接続および制御を行うことができます。
| 注意 External Mode Control Panelを使ってexternalモードを実行可能にしたり、同時にターゲットシステムに接続することができます。「External modeコントロールパネル」を参照してください。 |
シミュレーションメニュー
Simulinkがexternalモードのとき、シミュレーションメニューの上部には、externalモードオプションが含まれます。初期状態では、Simulinkはターゲットプログラムから切断されていて、メニューは以下の図のようなオプションを表示します。
図 5-1: シミュレーションメニューのエクスターナルモードオプション
(ホストとターゲットは切断されています)
ターゲットに接続オプションは、ターゲットプログラムとの通信を確立します。通信が確立されると、ターゲットプログラムはモデルコードを実行するか、あるいはモデルコードの実行を開始するホストからのコマンドを待ちます。
ターゲットプログラムがモデルコードを実行中の場合は、シミュレーション メニューの内容は以下の図のように変わります。
図 5-2: SSimulationメニューのExternal Modeオプション
(ターゲットはモデルコードを実行中)
ターゲットを切断オプションは、Simulinkをターゲットプログラムから切断し、ターゲットプログラムは実行を継続します。リアルタイムシミュレーションの停止オプションは、ターゲットプログラムの実行を終了し、Simulinkをターゲットシステムから切断します。
ターゲットプログラムが待ち状態の場合は、以下の図のようにリアルタイムシミュレーションの開始オプションが利用可能になります。リアルタイムシミュレーションの開始オプションは、ターゲットプログラムにモデルコードの実行を開始するように指示します。
図 5-3: シミュレーションメニューのエクスターナルモードオプション
(ターゲットはStartコマンドの待ち状態)
ツールバーのコントロール
図 5-4のSimulinkツールバーコントロールは、SimulinkSimulinkメニューと同じexternalモード機能を制御します。Simulinkは、Simulinkモードメニューの左側にexternalモードアイコンを表示します。初期状態では、ツールバーは、ターゲットに接続アイコンと利用不可のリアルタイムシミュレーションの開始ボタンを表示します(図 5-4を参照)。ターゲットに接続アイコンをクリックして、Simulinkとターゲットプログラムを接続します。
図 5-4: Externalモードツールバーコントロール(ホストとターゲットは切断されています)
接続が確立されると、ターゲットプログラムはモデルコードを実行するか、あるいはモデルコードの実行を開始するホストからのコマンドを待ちます。
ターゲットプログラムがモデルコードを実行中の場合は、ツールバーは、リアルタイムシミュレーションの停止ボタンとターゲットを切断アイコン(図 5-5)を表示します。リアルタイムシミュレーションの停止ボタンをクリックすると、ターゲットプログラムはモデルコードの実行を停止し、Simulinkをターゲットシステムから切断します。ターゲットを切断アイコンをクリックすると、ターゲットプログラムを実行したままで、ターゲットプログラムからSimulinkを切断します。
図 5-5: Externalモードツールバーコントロール(ターゲットはモデルコードを実行中)
ターゲットプログラムが待ち状態の場合は、ツールバーは、リアルタイムシミュレーションの開始 ボタンとターゲットを切断アイコン (図 5-6を参照)を表示します。Start real-time codeボタンをクリックすると、ターゲットプログラムはモデルコードの実行を開始します。ターゲットを切断アイコンをクリックすると、Simulinkはターゲットプログラムから切断されます。
図 5-6: Externalモードツールバーコントロール(ターゲットは待ち状態)
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