Real-Time Workshop User's Guide    

パート4: パラメータチューニング

MATLABワークスペースの変数 AおよびBに新規の値を割り当てることによって、各Gainブロックのゲインファクタを変更できます。シミュレーション中にワークスペース変数のブロックパラメータを変更するときには、これらの変更によって、ブロック線図を明示的に更新する必要があります。ブロック線図が更新されると、新規の値がターゲットプログラムにダウンロードされます。変数AおよびBをチューニングするには、

  1. MATLABコマンドウィンドウで、変数に新規の値を割り当てます。たとえば、
  2. Activate the ext_example モデルウィンドウをアクティブにします。編集メニューからモデルの更新を選択するか、あるいはCtrl+Dをタイプします。Simulinkがブロックパラメータを更新すると、直ちに新規の値がターゲットプログラムにダウンロードされ、ゲインの変更の影響がスコープ上で見ることができるようになります。

Gainブロックに直接ゲインの値を入力することも可能です。つぎのようにします。

  1. モデルのGainブロックAおよびBに対してダイアログボックスをオープンします。
  2. ゲインに対して新規の数値を入力し、Applyをクリックします。Applyをクリックすると、直ちに新規の値がターゲットプログラムにダウンロードされ、ゲインの変更の影響がスコープ上で可視になります。

    同様に、周波数、振幅、正弦波の位相を、Sine Waveブロックのダイアログボックスをオープンし、適切なフィールドに新規の数値を入力することによって変更できます。

    しかし、Sine Waveブロックのサンプル時間は変更できません。ブロックのサンプル時間は、モデルの構造的な定義の一部であり、生成コードの一部です。そのため、ブロックのサンプル時間を変更したい場合は、externalモードシミュレーションを停止し、実行ファイルをリビルドする必要があります。

  1. ホスト/ターゲット通信を同時に切断し、ターゲットプログラムの実行を終了させるには、シミュレーションメニューをプルダウンし、Stop real-time codeを選択します。

 パート3: Externalモードターゲットプログラムの実行 Externalモードユーザインタフェースの使用法