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パート3: Externalモードターゲットプログラムの実行
ターゲット実行ファイルext_exampleは、作業ディレクトリにあります。この節では、ターゲットプログラムを実行し、Simulinkとターゲット間の通信を確立します。
External Signal & Triggeringダイアログボックスは、externalモードの信号のモニタリングとロギングをサポートするモデル内のすべてのブロックの一覧を表示します。External Signal & Triggeringダイアログボックスは、表示される信号や、信号の取得および表示方法を設定することもできます。ターゲットプログラムの実行中にExternal Signal & Triggeringダイアログボックスを再設定することが可能です。
この例題では、External Signal & Triggeringダイアログボックスのデフォルトの設定を表示し、利用します。
ext_exampleのデフォルト設定を示します。
Closeをクリックして、External Mode Control Panelに戻ります。External Mode Control Panelをクローズします
X端末ウィンドウ)をオープンする必要があります。コマンドプロンプトで、ext_example -tf inf -w
とタイプすると、ターゲットプログラムの実行が開始されます。
-tfスイッチは、Simulinkのモデルに対して終了時間を変更します。値infは、モデルを無限に実行させます。モデルコードは、ターゲットプログラムがSimulinkから終了メッセージを受信するまで実行されます。
-wスイッチは、ターゲットプログラムに、ホストからStart real-time codeメッセージを受信するまで、待ち状態を入力するように指示します。このスイッチは、ターゲットプログラム実行の時間ステップ0からデータを見たい場合、あるいは、ターゲットプログラムがモデルコードの実行を開始する前にパラメータを変更したい場合に必要となります。
A=2 および B=3のとき、出力はつぎのように表示されます。
Simulinkと実行中のターゲットプログラムの通信が確立されると、Simulinkのブロックパラメータをチューニングし、パラメータの変更によるターゲットプログラムへの影響を観測することができます。つぎの節でこれらを行います。
| パート2: ターゲット実行ファイルのビルド | パート4: パラメータチューニング | ![]() |