Real-Time Workshop User's Guide    

パート1: モデルの設定

このパートでは、簡単なモデルext_exampleと、ディレクトリext_mode_exampleを作成して、モデルと生成された実行ファイルを格納します。

  1. つぎのようにタイプしてMATLABコマンドからディレクトリを作成します。
  2. ext_mode_exampleを作業ディレクトリにします。
  3. 入力信号に対してSine Waveブロックを使い、2つのGainブロックを並列に、さらに2つのScopeブロックを使ってSimulinkのモデルを作成します。モデルは、下記のように表示されます。GainブロックとScopeブロックに、以下のようにラベルを付けます。

  4. 以下のようにMATLABワークスペースで2つの変数ABを定義し、割り当てます。
  5. GainブロックAをオープンし、以下のようにGainパラメータに変数Aを設定します。

  1. 同様に、GainブロックBをオープンし、Gainパラメータに変数Bを設定します。

    ターゲットプログラムがビルドされ、externalモードでSimulinkに接続されると、新規の値をワークスペース変数AおよびBに割り当てるか、あるいはブロックパラメータダイアログボックスの値を変更することによって、新規のゲインの値を実行中のターゲットプログラムにダウンロードできます。

  1. モデルの正しい動作を検証します。Scopeブロックをオープンして、モデルを実行します。A=2およびB=3として与えると、出力はつぎのようになります。

  2. ファイルメニューから「名前を付けて保存」を選択します。モデルをext_example.mdlとして保存します。

 チュートリアル: GRTを使ってexternalモードを始める パート2: ターゲット実行ファイルのビルド