Real-Time Workshop User's Guide

概要

Real-Time Workshopは、TCP/IPを基本として、クライアントおよびサーバを実現するコードを提供します。ターゲットシステムがTCP/IPをサポートする場合、Real-Time Workshopが生成コードと共に与えるソケットベースのexternalモード方式を使うことができます。

低水準のトランスポート層 は、メッセージの物理的な伝達を取り扱います。Simulinkおよびモデルコードの双方が、この層と独立です。トランスポート層と、トランスポート層と直接インタフェースをとるコードは、両方ともメッセージおよびデータパケットをフォーマット、伝達、および受信する別々のモジュールに分離されます。

この設計により、異なるターゲットが異なるトランスポート層を使うことを可能にします。たとえば、grt, grt_mallocおよびTornadoターゲットはTCP/IPによるターゲット/ホスト通信をサポートし、xPCターゲットは、RS232 (serial)およびTCP/IP通信の両方をサポートします。

TCP/IPの実現

TCP/IP方式の使用法