Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
プログラムのビルド
Simulinkモデルを作成し、適切なデバイスドライバブロックを追加すると、DOSターゲットアプリケーションをビルドする準備ができました。ビルドを行うためには、Simulink parametersダイアログボックスのReal-Time Workshopページを選択し、CategoryメニューからTarget configurationを選択します。
BrowseをクリックするとSystem Target File Browserがオープンします。drt.tlc
を選択します。これは、下記のように正しいファイルをフィールドに記入します。
drt.tlc
をSystem target fileに記入します。drt_watc.tmf
をTemplate makefileに記入します。これは、Watcom コンパイラ、アセンブラ、リンカ、およびWMAKE
ユーティリティで利用されます。make_rtw
をMake commandに記入します。System target fileフィールドのdrt.tlc
の後に、Target Language Compiler optionsを指定できます。Make commandフィールドでオプションを指定したり作成できます。利用可能なTarget Language Compilerとmakeオプションの説明については、第3章「コード生成とビルドプロセス」を参照してください。
DOSのシステムターゲットファイルdrt.tlc
とテンプレートmakeファイル、drt_watc.tmf
は、matlab\rtw\c\dos
ディレクトリにあります。
テンプレートmakeファイルは、Watcom C/386コンパイラ、アセンブラ、リンカがホストワークステーションに適切にインストールされていると仮定します。これは、Watcomファイルのインストールされているディレクトリを正確に示す環境変数WATCOM
を調べることで確認できます。
プログラムビルダは生成したmakeファイル上のWatcomwmake
ユーティリティを呼ぶので、wmake
がインストールされているディレクトリがユーザのパス上になければなりません。
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