Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
はじめに
組み込みリアルタイム(ERT)ターゲットと対応する組み込みCコードフォーマットは、速度、メモリ使用量、簡単さにおいて最適化されたコードの作成のための枠組みを提供します。ERTターゲットは、組み込まれたシステムでの利用を目的としています。
組み込みCコードフォーマットに固有の最適化には、以下のものがあります。
SimStruct
ではなくモデル固有のリアルタイムオブジェクトデータ構造体の使用により、コードサイズおよびメモリ使用量が著しく削減されます。この章では、Real-Time Workshopが提供するERTターゲットのコンポーネントを説明します。生成コードの最適化およびSimulinkからERTコードを呼び出すS-ファンクションラッパーを自動生成するためのオプションについても説明します。さらに、ERTターゲットの使用に適用される制限について説明します。
本マニュアルの第6章、「プログラムアーキテクチャ」と第7章、「複数のサンプルレートをもつモデル」を既にお読みになっていると仮定します。これらの章は、Real-Time Workshopが生成するプログラムのアーキテクチャおよび実行の一般的な概要が説明されています。
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