Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
概要
ERTプログラムのコアは、メインループです。各繰り返しにおいて、メインループは、バックグランドまたはnullタスクを行い、終了条件をチェックします。
メインループは、周期的にタイマにより割り込みされます。Real-Time Workshopのrt_OneStep
関数は、タイマISRとしてインストールされるか、あるいは、各クロックステップにおいてユーザのタイマISRから呼び出される必要があります。
連続する実行ドライバrt_OneStep
<は、関数model
_step
を呼び出します。rt_OneStep
の操作は、生成しているモデルがシングルレートまたはマルチレートにより異なります。シングルレートモデルでは、rt_OneStep
は、単にmodel
_step
function関数を呼び出します。マルチレートモデルでは、rt_OneStep
は、それらが実行されるレートにしたがって、ブロックの実行の優先度を付け、スケジューリングします。
モデルがデバイスドライバブロックを含む場合は、model
_step
関数は、ユーザのインラインドライバコードを組み込んで、アナログ-ディジタルコンバータ(ADC)からの入力の読み込みや、計算した出力のディジタル-アナログコンバータ(DAC)への書き出しのようなI/O関数を実行します。
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