Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
アプリケーションに対してコードフォーマットを選択
コードフォーマットの選択は、最も重要なコード生成オプションです。コードフォーマットは、生成コードの全体の枠組みを指定し、そのスタイルを決定します。
ターゲットを選択する際、暗示的にコードフォーマットを選択します。一般的に、システムターゲットは、TLC変数 CodeFormatを割り当てることによってコードフォーマットを指定します。つぎの例題は、ert.tlc
のものです。
%assign CodeFormat = "Embedded-C"
システムターゲットファイルが、CodeFormatを割り当てない場合、デフォルトは、(grt.tlc
のように) RealTime
です。
カスタムターゲットを開発する場合は、アプリケーションに対してどのコードフォーマットが最適かを考えて、それに従ってCodeFormatを割り当てる必要があります。
ラピッドプロトタイピングに対しては、リアルタイムまたはリアルタイムmalloc
を選択します。アプリケーションが、コードサイズ、メモリ使用量、スタック使用量において有意な制限をもたない場合は、開発全体を通して一般的リアルタイム(GRT)ターゲットの利用を継続したい場合があります。リアルタイムフォーマットは、最も広範囲のコードフォーマットで、ほとんどすべての組み込みブロックをサポートします。
ソースコードサイズやメモリ使用量を制限したり、簡単な呼び出し構造を使用する必要があるアプリケーションの場合は、組み込みCフォーマットを利用する組み込みリアルタイム(ERT)ターゲットを選択します。
最後に、RAMおよびROM使用量を考慮しないで、以下を行いたい場合は、S-ファンクションフォーマットを選択します。
.dll
またはMEX-ファイルオブジェクトを作成表 4-1は、Real-Time Workshopの各フォーマット/ターゲットで利用可能な様々なオプションをまとめたものです。
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