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ラピッドプロトタイピングシステム依存成分
これらの成分は、プログラムのタイミングを制御し、タスクを作成し、割り込みハンドラをインストールし、データロギングを可能にし、エラーチェックを行うプログラムのメイン関数を含みます。
アプリケーションモジュールがこれらの操作を実現する方法は、コンピュータのタイプにより異なります。これは、たとえば、DOSベースのプログラムに対して用いられるコンポーネントは、VMEターゲット上でTornadoのもとで実行するように設計されたコンポーネントと同じ操作を行いますが、実現方法は異なることを意味します。
メイン関数
Cプログラムのメイン関数は、実行を開始するポイントです。Real-Time Workshopアプリケーションプログラムでは、メイン関数は、ある種の操作を行う必要があります。これらの操作は、初期化、モデル実行、プログラムの終了の3つのカテゴリにグループ化することができます。
初期化
rtInf, rtMinusInf, rtNaNを初期化します。これらは、モデルコードが用いることのできる変数です。SimStructのポインタを取得します。モデル登録関数は、モデルと同じ名前です。SimStructフィールドの初期化とモデル内のS-ファンクションの初期化を行う必要があります。SimStruct内のモデルサイズ情報を初期化します。これは、MdlInitializeSizesの呼び出しによって行われます。MdlInitializeSampleTimesの呼び出しによって行われます。MdlStart,を呼び出すことによって、モデルの実行を準備します。モデルの実行
プログラムの終了
SimStructを破棄し、メモリの割り当てを解除し、データをファイルに書き出します。システム依存成分に対するラピッド
プロトタイピング
システム依存成分に含まれるアプリケーションモジュールは、一般的に、Cに対するメインのエントリポイントを含むrt_main.cのようなメイン関数を含みます。I/Oサポートやタイマーのハンドリングのようなアプリケーションモジュールが含まれる場合もあります。
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