Real-Time Workshop User's Guide

Real-Time Workshop Ada Coder

はじめに

この章では、Real-Time Workshop Ada Coderの紹介をします。Real-Time Workshop Ada CoderとReal-Time Workshopを比較対照し、例題によって使用法を説明し、コード検証の説明を行います。

注意    Real-Time Workshop Ada Coderは、Real-Time Workshopとは独立のプロダクトです。

Real-Time Workshopと同様、Real-Time Workshop Ada Coderは、以下の機能をもつリアルタイム開発環境を提供します。

• システム設計からハードウェア実現へ迅速で直接的なパス
• MATLABおよびSimulinkとのシームレスな統合
• シンプルで使いやすいインタフェース
• オープンで拡張可能なアーキテクチャ

パッケージは、広範囲の環境をターゲットとする完全なプログラムをビルドすることが可能なアプリケーションモジュールを含みます。プログラムのビルドは、完全に自動化されています。自動プログラムビルドは、リアルタイムアプリケーションに対するプログラム作成の標準的な方法を提供します。この章は、DOSおよびUNIXプラットフォームでの自動プログラムビルドの例を含みます。

Real-Time Workshop Ada Coderは、自動Ada言語コードジェネレータです。Simulinkモデルから直接Ada83またはAda95コードを生成し、様々な環境においてリアルタイムで実行が可能なプログラムを自動的にビルドします。Real-Time Workshop Ada Coderは、Real-Time Workshopの拡張版です。

Real-Time Workshop Ada Coderを使って、Simulinkモデルをリアルタイムまたはリモートプロセッサ上で実行できます。ホストマシン上または外部コンピュータ上で高速化されたスタンドアロンシミュレーションを実行できます。

Creating a Customized Asynchronous Library

Real-Time Workshop Ada Coderアプリケーション