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tf,zpk,ss,frdを使って、LTI配列を構築
tf, zpk, ss, frdコンストラクタを使って、LTI配列を構築することができます。これらの関数に対して、入力引数に多次元配列を使って、構築を行います。
TFモデルtfの配列の作成
sys = tf(num,den)
numとdenは、共に多次元セル配列で、sysと同じサイズです(4-9ページの"sizeとndims"を参照)
の位置に配置されているモデルに対する伝達行列の(i, j)要素です。単一TFモデルの設定法の詳細は、2-10ページの"MIMO伝達関数モデル"を参照してください。
sys = zpk(zeros,poles,gains)
zeros, poles, gainsの次元(と長さ)は、LTI配列sysの次元(と長さ)です。
sys = ss(a,b,c,d)
ここで、a,b,c,dは、適切な次元の実数値多次元配列です。結果として求まるSSモデルは、同じ状態数、入力数、出力数をもっています。
SSモデルに対するLTI配列データのサイズ
状態空間モデルの配列に対するモデルのサイズを、つぎのテーブルにまとめます。
| データ |
サイズ (Data) |
a |
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b |
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c |
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d |
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は、配列内の各モデルの状態数の中の最大値
は、各モデル内の入力数
は、各モデル内の出力数
は、配列次元の長さ
が配列の次元の長さを示すp出力m入力のFRDモデルのK次元配列を設定するには、つぎの構文を使います。
sys = frd(response,frequency,units)
frequencyは、LTI配列の中のすべてのFRDモデルに共通のn個の周波数データ点を表わす実数ベクトルです。responseは、p - m -
-
-
の複素数多次元配列です。unitsは、オプション文字列'rad/s'または'Hz'のいずれかを設定できます。SISO FRDモデルのLTI配列を設定するため、responseは、1行n列の行列の多次元配列で、その残りの次元は、FRDの配列次元を決定します。
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