複数モデルの取り扱い    

tf,zpk,ss,frdを使って、LTI配列を構築

tf, zpk, ss, frdコンストラクタを使って、LTI配列を構築することができます。これらの関数に対して、入力引数に多次元配列を使って、構築を行います。

TFモデルtfの配列の作成

TFモデルに対しては、つぎの構文を使います。

ここで、

単一TFモデルの設定法の詳細は、2-10ページの"MIMO伝達関数モデル"を参照してください。

zpkを使ってZPKモデルの配列の作成

ZPKモデルに対しては、つぎの構文を使います。

ここで、

ssを使ってSSモデルの配列の作成

SSモデルの配列に対しては、つぎの構文を使います。

ここで、a,b,c,dは、適切な次元の実数値多次元配列です。結果として求まるSSモデルは、同じ状態数、入力数、出力数をもっています。

SSモデルに対するLTI配列データのサイズ

状態空間モデルの配列に対するモデルのサイズを、つぎのテーブルにまとめます。

データ
サイズ (Data)
a

b

c

d

ここで、

frdを使ってFRDモデルの配列の作成

が配列の次元の長さを示すp出力m入力のFRDモデルのK次元配列を設定するには、つぎの構文を使います。

ここで、

SISO FRDモデルのLTI配列を設定するため、responseは、1行n列の行列の多次元配列で、その残りの次元は、FRDの配列次元を決定します。


 関数stackを使ってLTI配列を構築 LTI配列内のインデックス操作