Getting Started    

MIMOの例題:ジェット戦闘機用のヨーダンパ

この例題は、ジェット戦闘機のMIMOモデルの構築法を示します。ジェット戦闘機の物理モデルへの展開は長い間行われていますが、ここでは、状態空間方程式でのみ表してみましょう。飛行機の巡航に関する物理的な背景のより詳細な議論に関しては、飛行機に関する標準的なテキストを見てください。

MACH = 0.8、H = 40,000ftで飛行中のjetモデルは、つぎのように表せます。

Control System Toolboxは、つぎのコマンドを使って、LTIオブジェクトとして、状態空間モデルを作成し、状態、入力、出力に名前を付けます。

sys_mimoと入力することで、LTIモデルを表示できます。

モデルは、2入力、2出力をもっています。単位は、beta(横すべり角)とphi(バンク角)ではラジアン、yaw(ヨーレート)とroll(ローレート)ではラジアン/秒です。方向舵と補助翼の偏向角の単位は度です。

SISOの場合、関数tfを使って、伝達関数表現を導出できます。


 MIMOシステム MIMOモデル伝達関数の作成