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マルチシステムのプロットと比較

単一プロット上に複数の連続線形モデルまたは複数の離散線形モデルの応答をプロットするために、コマンドラインで、応答プロットの関数を使用します。それを行うため、入力として、モデルのリストsys1,...,sysNを使って、対応するコマンドライン関数を引用します。

応答プロット関数(sigmaを除く)の任意の引数リストの中で、すべてのモデルは、同じ入力数と同じ出力数をもっていなければなりません。個々のプロットを簡単に見分けるためには、plotコマンドを使うように各システムに対して、異なるカラー/ラインスタイル/マーカを使うことです。たとえば、

は、sys1を実線の赤、sys2を破線の黄、sys3x印の緑で表します。

同じプロット上で複数のモデルの応答をプロットできます。これらのモデルは、すべてが連続システムまたはすべてが離散システムである必要はありません。

例題:連続システムと離散システムの比較

つぎの例題は、連続モデルとそれをゼロ次ホールド離散化したものとを比較しています。

これらのコマンドを実行することで、つぎのプロットを作成できます。

図 3-14:連続モデルとそれを離散化したものとの比較

つぎのコマンドを使って、2つのシステムのBode線図を比較します。

つぎの図を表示します。

図 3-15:連続モデルとそれを離散化したものとのBode線図の比較

連続系の応答と離散系の応答の比較は、連続系のドラスティックなアンダサンプリングを示しています。特に、エリアジングにより30 rad/sec近傍での連続時間での共振が隠され、離散時間応答に隠れた振動が存在します。


 時間応答と周波数応答 カスタムプロットの作成