可視化手法    

背面ライティング

背面ライティングは、内部と外部の面の差を示すのに有効です。つぎの円筒形切断面の図は、背面ライティングの効果を示したものです。

BackFaceLighting のデフォルト値は、reverselitです。この設定は、カメラとは逆の方向を向く頂点法線の方向を逆転させ、内部曲面がカメラの方向に光を反射するようにします。BackFaceLightingunlit に設定すると、カメラから遠ざかる方向を指す法線をもつ面上のライティングを無効にします。

BackFaceLighting を使用して、閉じたオブジェクトに対するエッジの影響を取り除くこともできます。これらの影響は、BackFaceLightingreverselit に設定すると現れ、閉じたオブジェクトのエッジに沿ったピクセルは、その頂点法線がカメラに向かっているかのように照らされます。ピクセルは視覚可能ですが、実際にはカメラと逆の方向を向いているので、不適切に照らされたピクセルが生じます。

この効果を示すために、照らされた球面のエッジを引き伸ばした図を示します。BackFaceLightinglit に設定すると、ピクセルの不適切なライティングを回避することができます。


 カラーの正反射率 データ空間の中でのライトの配置