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atan2

4象限逆正接

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詳細

P = atan2(Y,X) は、Y X の各要素単位の実数部の 4 象限逆正接値(arctangent)を要素とする、X および Y と同じ大きさの配列 P を出力します。虚数部分は、無視します。

P の要素は、閉区間[-pi,pi]に位置します。ここで、piは、MATLABの浮動小数点表現を使ったを意味します。設定される象限は、 sign(Y)sign(X) により求まります。

これは、 区間か、または、図の右側部分に制限される atan(Y/X)の結果と対照してみてください。

例題

任意の複素数 z = x+iy は、次式を使って極座標に変換されます。

オリジナルの複素数に変換するには、次式で変換します。

これは、通常の演算で、 MATLAB の関数 angle(z) は、 atan2(imag(z),real(z)) を単に計算することで、与えられます。

参考

atan, atanh, tan, tanh


 atan, atanh auread