| Programming with MATLAB |
オブジェクトにメソッドを適用
クラスメソッドは、一つのオブジェクトを入力引数の一つとして扱うM-ファイル関数です。特別なクラスに対するメソッドは、そのクラスに対応するクラスディレクトリ(@class_nameディレクトリ)に配置してください。これは、MATLABがクラスメソッドを探索する最初の場所です。
オブジェクト上にメソッドを読み込む構文は、関数の呼び込みと同じです。一般 に、つぎの型をしています。
[out1,out2,...] = method_name(object,arg1,arg2, ...);
たとえば、polynomと呼ばれるユーザ定義のクラスは、クラスに対して定義されたcharメソッドをもっているとします。このメソッドは、polynomオブジェクトをキャラクタ文字列に変換し、文字列を出力するものです。つぎのステートメントは、polynomオブジェクトpにcharメソッドを適用します。
s = char(p);
関数class
を使うことで、戻り値sがキャラクタ文字列であることがわかります。
class(s)
ans =
char
s
s =
x^3-2*x-5
コマンドmethods
を使って、あるクラスに対して、定義されているすべてのメソッドの一覧を呼び込むことができます。
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