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ユーザ定義クラスの優先順位の設定
クラスコンストラクタの中で、inferiorto
、または、superiorto
関数を呼び込むことにより、ユーザ定義のクラスの相対的な優先順位を設定することができます。
関数inferiorto
は、優先順位に関する階層構造の中で他のクラスの下にあるクラスを設定するものです。関数inferiorto
に関する呼び込み構文は、つぎのようになります。
inferiorto('class1','class2',...)
引数のリストの中に複数のクラスを、階層構造の中で多くの他のクラスの下にあるクラスを設定する等の設定ができます。
同様に、関数superiorto
は、優先順位に関する階層構造の中で、他のクラスの上に設定することができます。その読み込み構文は、つぎのようになります。
superiorto('class1','class2',...)
階層構造の中での位置
objectA
が、優先順位に関する階層構造の中でobjectB
より上に位置するとすると、つぎの表現
objectA
+objectB
は、@classA/plus.m
を呼びます。逆に、objectB
が優先順位に関する階層構造の中でobjectA
より上に位置する場合、MATLABは@classB/plus.m
を呼びます。
関係した情報に対して、"MATLABがメソッドを読み込む優先順位の決定法 "を参照してください。
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オブジェクトの優先順位 | MATLABがメソッドを読み込む優先順位の決定法 | ![]() |