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セル配列の作成
代入ステートメントの使用
一度に、1つのセルにデータを代入することで、セル配列を作ることができます。MATLABは、ユーザがその作業を続けるに従い自動的にセル配列を作ります。セルにデータを代入する方法は2つあります。
通常の配列の表記を使って、セルのサブスクリプトを括弧で囲んでください。代入ステートメントの右辺でセルの内容を中括弧
"{}" で囲んでください。たとえば、2行2列のセル配列A
を作成するには、つぎのようにします。
A(1,1) = {[1 4 3; 0 5 8; 7 2 9]}; A(1,2) = {'Anne Smith'}; A(2,1) = {3+7i}; A(2,2) = {-pi:pi/10:pi}
A{1,1} = [1 4 3; 0 5 8; 7 2 9]; A{1,2} = 'Anne Smith'; A{2,1} = 3+7i; A{2,2} = -pi:pi/10:pi
このガイドの種々の例は、1つの構文だけを使わずに、セルと内容の設定の代表的な使用法を示しています。2つの形式を交互に使うことができます。
A = [3x3 double] 'Anne Smith' [3.0000+ 7.0000i] [1x21 double]
セルのすべての内容を表示するためには、関数celldisp
を使ってください。セルの構造の高水準のグラフィカル表示には、cellplot
を使ってください。
カレントの配列の次元以外のセルにデータを代入する場合、MATLABは自動的にユーザが指定したサブスクリプトを含むように配列を拡張します。MATLABは、挿入したセルを空行列で満たします。たとえば、下記の割り当ては、2行2列のセル配列A
を3行3列のセル配列にします。
A(3,3) = {5};![]()
セル配列の構文:括弧を使って
鍵括弧が数値配列を作るのと同じように、中括弧 "{}" はセル配列を作ります。 セルの入れ子を示すために中括弧を入れ子にできること以外は、中括弧は鍵括弧と同様に機能します(詳細は、入れ子構造のセル配列 を参照してください)。
中括弧は、列の終わりを表わすために、カンマ、または、スペースを、セル間の行の終わりを表わすためにセミコロンを使います。たとえば、
C = {[1 2], [3 4]; [5 6], [7 8]}
数値配列に対するのと同様に、セル配列を連結するために鍵括弧を使ってください。
関数cellを使って、セル配列を前もって設定
関数cell
を使って指定したサイズの空のセル配列を前もって設定します。たとえば、空の2行3列のセル配列を作成するためには、つぎのようにします。
B = cell(2,3)
B
のセルを満たすために代入ステートメントを使ってください。たとえば、つぎのようにします。
B(1,3) = {1:3};
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