Programming with MATLAB    

セル配列の作成

つぎの方法でセル配列を作成することができます。

代入ステートメントの使用

一度に、1つのセルにデータを代入することで、セル配列を作ることができます。MATLABは、ユーザがその作業を続けるに従い自動的にセル配列を作ります。セルにデータを代入する方法は2つあります。

このガイドの種々の例は、1つの構文だけを使わずに、セルと内容の設定の代表的な使用法を示しています。2つの形式を交互に使うことができます。

MATLABは、短縮型でセル配列Aを表示します。

セルのすべての内容を表示するためには、関数celldispを使ってください。セルの構造の高水準のグラフィカル表示には、cellplotを使ってください。

カレントの配列の次元以外のセルにデータを代入する場合、MATLABは自動的にユーザが指定したサブスクリプトを含むように配列を拡張します。MATLABは、挿入したセルを空行列で満たします。たとえば、下記の割り当ては、2行2列のセル配列Aを3行3列のセル配列にします。

セル配列の構文:括弧を使って

鍵括弧が数値配列を作るのと同じように、中括弧 "{}" はセル配列を作ります。 セルの入れ子を示すために中括弧を入れ子にできること以外は、中括弧は鍵括弧と同様に機能します(詳細は、入れ子構造のセル配列 を参照してください)。

中括弧は、列の終わりを表わすために、カンマ、または、スペースを、セル間の行の終わりを表わすためにセミコロンを使います。たとえば、

は、つぎのようになります。

数値配列に対するのと同様に、セル配列を連結するために鍵括弧を使ってください。

関数cellを使って、セル配列を前もって設定

関数cellを使って指定したサイズの空のセル配列を前もって設定します。たとえば、空の2行3列のセル配列を作成するためには、つぎのようにします。

Bのセルを満たすために代入ステートメントを使ってください。たとえば、つぎのようにします。


  セル配列 セル配列からデータを得る