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シリアルポートオブジェクトの作成
シリアルポートオブジェクトは、関数serial
を使って作成します。serial
は、入力引数としてデバイスに接続されているシリアルポート名が必要です。さらに、オブジェクト生成中にプロパティ値を設定することができます。たとえば、シリアルポートCOM!に対応するシリアルポートオブジェクトを作成するには、以下のようにします。
s = serial('COM1');
シリアルポートオブジェクトは、MATLABワークスペースに存在します。whos
コマンドを使ってs
のクラスを表示することができます。
whos s Name Size Bytes Class s 1x1 512 serial object Grand total is 11 elements using 512 bytes
シリアルポートオブジェクトが作成されると、下記のプロパティに自動的に値を割り当てます。これらの汎用プロパティは、オブジェクトタイプとシリアルポートに基づいてシリアルポートオブジェクトに関する情報を提供します。
プロパティ名 |
説明 |
Name |
シリアルポートオブジェクト名を指定します。 |
Port |
プラットフォーム固有のシリアルポート名を示します。 |
Type |
オブジェクトタイプを示します。 |
関数get
を使ってs
に対するこれらのプロパティの値を表示することができます。
get(s,{'Name','Port','Type'}) ans = 'Serial-COM1' 'COM1' 'serial'
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