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MATLAB ActiveXサポートの概要
MATLABは、ActiveX control containmentとActiveX Automationの2つのActiveXテクノロジをサポートします。ActiveX controlsは、MATLAB figureウィンドウのように、ActiveX control containerに視覚的およびプログラム的に統合されるアプリケーションコンポーネントです。役に立つActiveX controlの例は、Microsoft Internet Explorer Web Browserコントロール、シリアルポートアクセスに対するMicrosoft Windows Communicationsコントロール、Visual Basic開発環境で提供されるグラフィカルユーザインタフェースコントロールです。
ActiveX Automationを使って、MATLABは他のActiveXコンポーネントを制御したり、その逆を行うことができます。MATLABが他のコンポーネントによって制御されているとき、オートメーションサーバ として機能しています。MATLABが他のコンポーネントを制御しているときは、MATLABはオートメーションクライアント で、それ以外のコンポーネントはオートメーションサーバ です。
MATLABオートメーションサーバ機能は、MATLABワークスペースでコマンドを実行し、直接ワークスペースとの行列のやりとりを行います。MATLABオートメーションクライアント機能は、M-コードからオートメーションサーバをプログラム的に具体化し、操作することができます。ユーザは、オートメーションクライアント機能を使ってオートメーションサーバとしてコントロールを操作するので、MATLABオートメーションクライアント機能はMATLAB control containmentサポートのサブセットです。言い換えると、すべてのActiveXコントロールは、ActiveXオートメーションサーバであり、すべてのオートメーションサーバが必ずしもコントロールであるわけではありません。
一般に、コントロールでないサーバは、物理的または視覚的にクライアントアプリケーションに組み込まれません(MATLABは良い例です。 -- MATLAB自身はコントロールではありませんが、サーバです。そのため、MATLABは物理的に他のクライアントに組み込めません。しかし、MATLABはcontainer なので、他のActiveXコントロールは、MATLABに組み込まれます)。
さらに、MATLABは、スクリーン上に円を描画し、テキストを表示する簡単なActiveXコントロールの例題を提供しています。MATLABユーザはこの例題を使って、既知のコントロールを使ってMATLABのActiveXコントロールサポートを試してみることができます。詳細は、「MATLABコントロールの例」を参照してください。
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