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UNIXでのデバッグ
デバッガ内からMATLABを起動する必要があります。これを行うためには、MATLABを起動するときに使いたいデバッガ名を-D
オプションで指定してください。たとえば、UNIXデバッガdbx
を利用するには、つぎのようにタイプします。
matlab -Ddbx
デバッガがMATLABをメモリにロードすると、run
コマンドを実行することにより、デバッガが起動されます。MATLABからMEX-ファイルのデバッグを可能にするには、
dbmex on
とMATLABプロンプトでタイプします。それから、通常と同じように(直接、または他の関数やスクリプトによって)デバッグしたいMEX-ファイルを実行します。MEX-ファイルを実行する前に、デバッガに戻ります。
MEX-ファイルがどこにロードされたか、またはMATLABが適切なコマンドを表示する場合にはMEX-ファイル名を、デバッガに通知する必要があります。このとき、デバッグを開始する準備ができます。MEX-ファイルに対するソースコードを表示し、ブレークポイントを設定できます。ゲートウェイルーチンの先頭で停止するために、mexFunctionで設定すると便利です。
注意
mexFunction の名前はコンパイラによりわずかに異なる場合があります(アンダースコアが加えられている場合があります)。シンボルがMEX-ファイルでどのように現れるかを決定するためには、UNIXのコマンドを使ってください。 nm <MEX-file> | grep -i mexfunction
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ブレークポイントから続けるためには、デバッガにcontinue
コマンドを実行します。
ブレークポイントの1つをヒットしたら、変数を調べ、メモリを表示し、レジスタの検査を行うデバッガのすべての機能を使うことができます。デバッガの使用の情報については、デバッガのドキュメントを参照してください。
MATLABプロンプトでデバッガに制御を戻したいとき、つぎのコマンドを実行します。
dbmex stop
これにより、ブレークポイントを追加したり、ソースコードを調べたりするためのデバッガへのアクセスが可能になります。実行を再開するためには、デバッガに"continue"コマンドを実行してください。
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