外部インタフェース/API    

アドバンスドトピックス

この節では、アプリケーションが高度なMEX-ファイルを要求するときに利用できるMEX-ファイルの特徴を述べています。

ヘルプファイル

複数ファイルのリンク

MEX-ファイルを作るときに、複数のオブジェクトファイルを結合したり、オブジェクトファイルライブラリを使うことができます。これを行うためには、ファイルを拡張子付きで、スペースで分離してリストします。たとえば、PCで、

は、circle.dllというMEX-ファイルを作成するために.c, .obj, .libファイルに対して機能する有効なコマンドです。dllは、PCでのMEX-ファイルタイプに対応する拡張子です。結果のMEX-ファイル名は、リストの1番目のファイルから得られます。

複数のソースファイルに関連するMEX-ファイルプロジェクトを管理するために、MAKEのようなソフトウェア開発ツールを使うと便利です。ユーザのソースファイルからオブジェクトファイルを作るルールを含むMAKEFILEを作成し、オブジェクトファイルをMEX-ファイルに統合するためにmexを呼び込みます。この方法で、必要なときにのみソースファイルを確実に再コンパイルできます。

MEX-ファイル関数のワークスペース

M-ファイル関数と異なり、MEX-ファイル関数は、自身の変数ワークスペースをもちません。MEX-ファイル関数は、呼び出し側のワークスペースで機能します。

mexEvalStringは、呼び出し側のワークスペースの文字列を評価します。さらに、mexGetArraymexPutArrayルーチンを使って呼び出し側のワークスペースから変数を取得したり設定したりできます。


 C MEX-ファイルからの関数の呼び出し メモリ管理