外部インタフェース/API リファレンス    
mexGetArray

別のワークスペースから変数のコピーを取得

C 言語表示

引数
name
   MEX-ファイルワークスペースにコピーする変数名。

workspace
   mexGetArray が変数nameを探すためにサーチするワークスペースを指定。取りうる値は以下の通りです。

base
カレントのMATLABワークスペースで変数nameをサーチします。
caller
エントリ(M-ファイル、MEX-ファイル、MATLAB)がこのMEX-ファイルを呼び出したワークスペースで変数nameをサーチします。
global
グローバル変数のリスト内で変数nameをサーチします。変数nameが存在し、グローバル変数とタグが付けられていない場合は、mexGetArrayNULLを出力します。

戻り値

成功した場合は、mxArray のコピーを出力します。失敗した場合は、NULLを出力します。一般的な失敗の原因は、カレントのワークスペースにないnameの指定によるものです。おそらく、変数は一度はワークスペースに存在しましたが、それ以降にクリアされました。

詳細

mexGetArrayを呼び出すことによって、指定した変数名をユーザのMEX-ファイルのワークスペースにコピーします。MEX-ファイルのワークスペースにあれば、MEX-ファイルは変数のデータと特性を調べたり修正することができます。

出力されるmxArrayには、変数name が他のワークスペースでもっていたすべてのデータと特性のコピーが含まれます。mexGetArrayは、出力されるmxArraynameフィールドを変数nameに初期化します。

例題

examplesディレクトリのmexサブディレクトリのmexgetarray.cを参照してください。

参考

mexGetArrayPtr, mexPutArray


 mexGet mexGetArrayPtr