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最小化オプションの設定

ユーザは、つぎのシンタックスを使って、fminbndをコールすることにより、いくつかの最適化パラメータを設定するコントロールoptionsベクトルを設定することができます。

または、つぎのシンタックスをもつfminsearchを使います。

options は、最適化関数で使われる構造体です。optimset を使って、options構造体の値を設定します。

fminbndfminsearch は、つぎのテーブルの中に示されるoptionsパラメータのみを使います。Optimization Toolbox で使われるパラメータのすべてを表示している一覧については、optimset のリファレンスページを参照してください。

options.Display
最小化の中間ステップをスクリーン上に表示するか否かを決定するフラグ。'iter'に設定すると、中間のステップが表示されます。 'off'に設定すると、表示されません。また、final,に設定すると、最終出力のみが表示されます。
options.TolX
終了条件としてのxに対するトレランスです。デフォルトでは、1.e-4です。
options.TolFun
終了条件としての関数に対するトレランスです。デフォルトでは、1.e-4です。このパラメータは、fminsearchで使われ、fminbndでは使われません。
options.MaxIter
繰り返し最大回数
options.MaxFunEvals
関数を計算する最大回数。デフォルト値は、fminbndに対して、500 回、fminsearchに対して、200*length(x0) 回です。

つぎのように4番目の出力引数を設定して、fminbndfminsearchを使うと、

または、

は、計算する関数の回数、繰り返し回数、アルゴリズムを、構造体output に出力します。


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