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列方向のデータセット

単変数統計データは、MATLAB内で使うとき、個々のベクトルとして保存されます。ベクトルは、1行n列またはn行1列のどちらかの型で保存されます。多変数データに対して、行列は非常に自然な表現ですが、基本的には、並べる方向として2つの可能性があります。MATLABの使い易さのために、個々の変数は列の型で、観測の変化を行方向に設定しています。そのため、3変数の24個のサンプルからなるデータ集合は、大きさ24行3列の行列になります。

交通量サンプルデータセット

サンプルデータは、24時間に渡り、3地点で観測した交通量です。

時刻
場所 1
場所 2
場所 3
01h00
11
11
9
02h00
7
13
11
03h00
14
17
20
04h00
11
13
9
05h00
43
51
69
06h00
38
46
76
07h00
61
132
186
08h00
75
135
180
09h00
38
88
115
10h00
28
36
55
11h00
12
12
14
12h00
18
27
30
13h00
18
19
29
14h00
17
15
18
15h00
19
36
48
16h00
32
47
10
17h00
42
65
92
18h00
57
66
151
19h00
44
55
90
20h00
114
145
257
21h00
35
58
68
22h00
11
12
15
23h00
13
9
15
24h00
10
9
7

データのロードとプロット

実データをASCIIファイルとしてcount.datに保存します。

loadコマンドを使って、データを読み込みます。

これは、ワークスペースの中に行列countを作成します。

この例題では、3変数に対して24の観測量があります。つぎの方法で、確認することができます。

11からnまでの整数からなる時間ベクトルtを作成します。

時間に対するcount値をプロットし、コメントもプロットします。

プロット図は、24時間に渡る3地点の交通量を示しています。


 データ解析と統計量 基本的なデータ解析関数