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既存のオブジェクトのハンドル番号の検索
findobj
コマンドを使って、特定のプロパティ値をもつオブジェクトを検索することにより、グラフィックスオブジェクトのハンドル番号を取得することができます。findobj
を使って、任意の組み合わせでプロパティの値を指定することができ、これにより、多くのプロパティの中から1つを簡単に選ぶことができます。たとえば、フェースカラーが青色である四角形のマーカをもつ青色のラインを検索したい場合があります。
複数のfigureまたはaxesが存在する場合には、どのfigureまたはaxesを検索するかを指定することもできます。つぎの節では、findobj
の使用法を説明する例題を示します。
特定のタイプのオブジェクトの検索
すべてのオブジェクトは、オブジェクトタイプを識別する
Type
プロパティをもつので、すべての特定のタイプのオブジェクトのハンドルを検索することができます。たとえば、
h = findobj('Type','line');
特定のプロパティをもつオブジェクトの検索
検索範囲を狭めるために複数のプロパティを指定することができます。たとえば、
h = findobj('Type','line','Color','r','LineStyle',':');
検索範囲の制限
検索を開始するfigureまたはaxesのハンドル番号をを引数として渡すことにより、オブジェクト階層内での検索開始点を指定することができます。たとえば、
h = findobj(gca,'Type','text','String','\pi/2');
findobjを引数として利用
findobj
は検索したオブジェクトのハンドル番号を出力するので、ハンドル引数の代わりに利用することができます。たとえば、
set(findobj('Type','line','Color','red'),'LineStyle',':')
は、すべての赤色のラインを検索し、それらのラインスタイルを点線に設定します。
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