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配列

線形代数の世界から離れたとき、行列は2次元の数値配列になります。配列上の代数演算は、要素単位に行われます。このことは、加算、減算では、行列も配列も同じで、乗算演算では異なることになります。MATLABでは、乗法的配列演算をドット点、小数点を使って表現します。

演算記号の一覧を示します。

+   
加算
-   
減算
.*
要素単位の乗算
./
要素単位の除算
.\
要素単位の左除算
.^
要素単位のべき乗
.'  
共役を計算しないで転置のみを行なう

テーブルの作成

 

Dürer魔方陣に、要素単位でそれ自身を乗算すると、

結果は1から16までの整数の二乗を含んだ配列になります。

配列演算は、テーブルを作成するのに有効です。n を列ベクトルとしましょう。

そして、つぎのステートメントを考えます。

この結果は、二乗と2のベき乗のテーブルになります。

初等数学関数は、配列上に要素単位で働きます。

により、対数テーブルを作成することができます。


  線形代数 多変数データ