Graphics    

EraseMode

EraseMode プロパティは、Image オブジェクトのCDataが変更された場合、スクリーン上のイメージをMATLABがどのように更新するかを制御します。 EraseModeのデフォルト設定は、'normal'です。この設定で、setコマンドを使って、ImageオブジェクトのCDataを変更すると、MATLABは、新しいCData配列を使って、イメージを再描画する前に、スクリーン上のイメージを消去します。消去ステップは、一連のイメージを速く、スムーズに表示する場合、問題になります。

ImageオブジェクトのEraseModeプロパティを'none'に設定して、イメージのCDataを変更すると、表示されるイメージは、高速に、かつスムーズに更新されます。この設定で、MATLABは、表示されているイメージを消去するための時間を必要とはしません。すなわち、CDataが変更されたとき、すぐに、更新されたイメージを描画します。

たとえば、同じ大きさのx個の異なるトゥルーカラーイメージを含む、m x n x 3 x xの配列Aを考えます。 この配列は、動的につぎのように表わせます。

ループを通して、各ステップで新しいImageオブジェクト作成すると言うよりも、このコードは、単に、ImageオブジェクトのCDataを変更するものです(ここで、imageコマンドを使って、最初のラインを作成します)。drawnowコマンドは、MATLABにループを通して、各ステップでの表示を更新します。イメージのEraseModeが、'none'に設定されているので、CDataを変更しても、スクリーン上のイメージは、ループの各ステップで、消去されません。


 XDataとYData  イメージの印刷