Spline Toolbox Release Notes    

第 1 章
Spline Toolbox 3.1.1 Release Notes


新機能

本節では、Version 3.0 (Release 12.1) 以降に Spline Toolbox 3.1で導入され、Version 3.1.1 に含まれる新機能および強化された機能をまとめます。

Spline Toolbox 2.0 からアップグレードする場合は、New Featuresを参照してください。

Smoothing Splines for Scattered Bivariate Data

新規コマンドtpapsは、平面内の与えられた散布データサイト(x,y) において、与えられたデータ値z に対する方程式を近似的または正確に満足するthin-plateスプライン近似f を作成します。対応するcollocation行列は、stcolによって与えられます。thin-plateスプラインの一次微係数も作成することができます。

tpapsによって作成されるスプラインは、1次微係数と同様にstformにあります。stformは、stmakを使って中心と係数から直接作成することができます。すべての形式と同様に、stformのスプラインはfnvalを使って評価し、fnplt等を使ってプロットすることができます。

詳細は、Spline ToolboxドキュメントのFitting Values at Scattered 2-D SitesおよびThe stformを参照してください。

splinetoolコマンド履歴M-ファイル

Spline Tool GUI (splinetool)において、オリジナルデータから、GUIに現在ある任意のあるいはすべてのグラフを生成するために利用するファンクションM-ファイルを生成することができます。File -> Save M-Fileを選択してM-ファイルを保存してください。

このM-ファイルは、カレントグラフの生成に用いられたSpline Toolboxコマンドの記録も提供し、異なるデータセットにおいてループ内で編集したり実行することができます。

スプライン固有のZero Finder

新規コマンドfnzerosを使って、単変量、スカラ値スプラインのゼロの順序付けられたリストを、基本区間または指定した区間で求めることができます。

スプライン固有のMinimum Finder

新規コマンドfnminを使って、単変量、スカラ値スプラインの位置だけではなく、最小値または最大値を、基本区間または指定した区間で取得することができます。

関数のまとめ

Spline Toolbox Version 3.1 は、以下の機能を提供します。

新規関数

関数
目的
fnmin
与えられた区間での関数の最小値
fnzeros
与えられた区間で関数のゼロを求める
stcol
Scattered translates 選点行列
stmak
stform内に関数を置く
tpaps
Thin-plate平滑化スプライン

新規機能または変更された機能をもつSpline関数

関数
目的
fnbrk
part引数の新規の値'variables'により、fnbrkは指定した関数の変数の数を出力します。
fnrfn
新規のデフォルトとして、fnrfnは、与えられた形式のpartition (ブレークまたは節点)に中点を加えることによって調整します。fnrfnは、従来はデフォルトがありませんでした。
splinetool
splinetoolは、マークされたエントリから始まる重み付き表示内の多くのエントリを置き換えるベクトルのエントリを利用できます。
csaps
fnbrk
fnplt
optknt
slvblk
spaps
spcol
spcrv

これらの関数は、オプション引数をもたないものと同じように、空のオプション引数を取り扱います。


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