Release 13 Release Notes    

変数、関数、ファイル名の最大長さの変更

本リリース以前は、MATLAB識別子の長さ(変数名、関数とサブ関数名、構造体のフィールド名、M-file名、MEX-file名、MDL-file名)は、31文字に制限されていました。31文字よりも多くのキャラクタを使うと、MATLABにより打ち切られるか、ワーニングまたはエラーを生成しました。

MATLAB 6.5では、長い名前は、最大63文字まで使うことができます。

新規関数namelengthmaxは、MATLAB識別子に対する最大長さを出力します。

識別子の最大長さが31である手書きコードのMATLABプログラムがある場合は、namelengthmaxでこれらの手書きコードの制限を置き換えてください。

63文字を超える識別子がある場合は、MATLABはワーニングを発生するか、63番目以降の文字を打ち切ります。

31個を超える文字は無視されません。

従来のバージョンのMATLABでは、最初の31個の文字が同一である2つあるいはそれ以上の長い識別子がある場合は、MATLABは31を超える文字を無視し、1つの識別子として認識しました。たとえば、以下の2つのStateflowファイル名は、

both appeared to MATLAB 6.1 では以下のように表わされ、MATLABはそれらを1つのファイルとして認識しました。

MATLAB 6.5では、最大のMDL-file名の長さは63に増加したので、MATLABは両方のファイルを認識します。予期せぬ挙動を示す場合があるので、この変更には注意してください。

31よりも長い識別子のワーニング

MATLAB 6.5は、従来の31文字の制限を超える識別子を利用する場合は、MATLABはオプションでつぎの形式のワーニングを生成する場合があります。

このワーニングは、デフォルトでは表示されません。つぎのようにタイプすると、表示することができます。

namelengthmaxよりも長い識別子に対するワーニング

新しい文字の制限を超える識別子を指定する場合は、MATLABはつぎのワーニングを生成します。

このワーニングは、デフォルトで表示されます。つぎのコマンドをタイプすることで、非表示にすることができます。しかしながら、表示可能の状態にしておくことを強く推奨します。

MATLAB Toolbox関数のアップデート

isvarnameのようなMATLABツールボックス関数は、関数namelengthmaxを利用して、正しい値を出力するように、MATLAB 6.5で更新されています。

P-CodeおよびMEX-filesへの影響

以下のファイルはリコンパイルしてください。


  新規プロダクト プラットフォームの制限