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マスクパラメータ
この節では、マスクされたブロックを記述するパラメータをリストします。つぎの表は、Mask Editor ダイアログボックスパラメータに対応するマスキングパラメータのリストです。
マスクパラメータ
パラメータ
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ダイアログボックスパラメータ
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値
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MaskType
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Mask type
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文字列
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MaskDescription
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Block description
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文字列
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MaskHelp
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Block help
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文字列
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MaskPrompts
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Prompt (下記参照)
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文字列のセル配列
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MaskPromptString
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Prompt (下記参照)
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区切り文字列
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MaskStyles
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Control type (下記参照)
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セル配列 {Edit} | Checkbox | Popup
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MaskStyleString
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Control type (下記参照)
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{Edit} | Checkbox | Popup
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MaskVariables
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Variable (下記参照)
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文字列
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MaskInitialization
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Initialization commands
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MATLABコマンド
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MaskDisplay
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Drawing commands
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表示コマンド
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MaskIconFrame
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Icon frame (表示はon、非表示はoff)
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{on} | off
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MaskIconOpaque
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Icon transparency (不透明はon、透明はoff)
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{on} | off
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MaskIconRotate
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Icon rotation (回転は on 、固定は off)
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on | {off}
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MaskIconUnits
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Drawing coordinates
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Pixel | {Autoscale} | Normalized
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MaskValues
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Block parameter values (下記参照)
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文字列のセル配列
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MaskValueString
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Block parameter values (下記参照)
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区切り文字列
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MaskTunableValues
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Tunable parameter attributes
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文字列のセル配列
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MaskTunableValue
String
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Tunable parameter attributes
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区切り文字列
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Mask Editor を使ってマスクされたブロックに対するダイアログボックスパラメータを作成する場合、つぎの情報を与えます。
- プロンプト。Prompt フィールドに入力します。
- パラメータ値を保持する変数。Variable フィールドに入力します。
- 作成されるフィールドのタイプ。Control type を選択することによって指定します。
- フィールドに入力される値を評価するか文字として保存するかを、Assignment タイプを選択することによって指定します。
前ページの表に記載してあるマスクパラメータは、ダイアログボックスパラメータに対して指定される値をつぎの方法で格納します。
- すべてのダイアログボックスパラメータに対する Prompt フィールドの値は、つぎの例に示すように、個々の値を垂直バー(|)で区切った文字列として、
MaskPromptString
パラメータに格納されます。
"Slope:|Intercept:"
すべてのダイアログボックスパラメータに対する Variable フィールドの値は、個々の割り当てをセミコロンで区切った文字列として、MaskVariables
パラメータに格納されます。連続番号は、どのプロンプトが変数と関連しているかを示します。連続番号に先行する特殊キャラクタは、Assignment タイプを示します。@は Evaluate で、& は Literal を意味します。
たとえば、"a=@1;b=&2;" では、最初のパラメータフィールドに入力される値は変数 a
に割り当てられ、割り当ての前にMATLABによって評価されます。そして、2番目のフィールドに入力される値は変数 b
に割り当てられ、文字として保存されます。これは、その値がダイアログボックスに入力される文字列であることを意味しています。
- すべてのダイアログボックスパラメータに対する Control type フィールドの値は、個々の値をコンマで区切った文字列として、
MaskStyleString
パラメータに格納されます。Popup strings の値は、つぎの例に示すように popup
タイプの後に表示されます。
"edit,checkbox,popup(red|blue|green)"
パラメータ値は、個々の値を垂直バーで区切った文字列として、MaskValueString
マスクパラメータに格納されます。値の順序は、ダイアログボックスに表示されるパラメータの順序と同じです。たとえば、つぎのステートメントは、パラメータフィールドプロンプトに対する値とそれらのパラメータに対する値を定義しています。
MaskPromptString "Slope:|Intercept:"
MaskValueString "2|5"
| ブロック固有のパラメータ | | モデルファイルフォーマット |  |