Using Simulink    

共通ブロックのパラメータ

つぎの表は、コールバックルーチンの使用法 に記述されているコールバックパラメータを含む、すべてのSimulinkブロックに共通のパラメータをリストしています。表の後に、これらのパラメータを変更するコマンドの例を示します。

共通のブロックパラメータ 

パラメータ
説明

AttributesFormat
String

ブロック線図内のブロックの下に表示される設定したパラメータ

文字列
BackgroundColor

ブロックアイコンのバックグラウンド

black | {white} | red | green | blue | cyan | magenta | yellow | gray | lightBlue | orange | darkGreen
BlockDescription

ブロックの記述

テキスト
BlockType

ブロックタイプ

テキスト
CloseFcn

閉じる際のコールバック

MATLAB表現
CompiledPortWidths

端子幅の構造体

スカラおよびベクトル
CopyFcn

コピーする際のコールバック

MATLAB表現
DeleteFcn

削除する際のコールバック

MATLAB表現
Description

ユーザ指定の記述

テキスト
DialogParameters

ブロックパラメータダイアログ内のパラメータの名前/属性

構造体
DropShadow

ドロップシャドウの表示

{off} | on
FontAngle

フォントの角度

(システムに依存) {normal} | italic | oblique
FontName

フォント

{Helvetica}
FontSize

フォントサイズ

{10}
FontWeight

フォントの重み

(システムに依存) light | {normal} | demi | bold
ForegroundColor

ブロック名、アイコン、アウトライン、出力信号、信号ラベル

{black} | white | red | green | blue | cyan | magenta | yellow | gray | lightBlue | orange | darkGreen
InitFcn

初期化する際のコールバック

MATLAB表現
InputPorts

入力端子位置の配列

[h1,v1; h2,v2; ...]
LinkStatus

ブロックのリンク状況

none |resolved | unresolved | implicit
LoadFcn

ロードする際のコールバック

MATLAB表現
ModelCloseFcn

モデルを閉じる際のコールバック

MATLAB表現
Name

ブロック名

文字列
NameChangeFcn

ブロック名を変更する際のコールバック

MATLAB表現
NamePlacement

ブロック名の位置

{normal} | alternate
ObjectParameters

ブロックのパラメータの名前/属性

structure
OpenFcn

開く際のコールバック

MATLAB表現
Orientation

ブロックの向き

{right} | left | down | up
OutputPorts

出力端子位置の配列

[h1,v1; h2,v2; ...]
Parent

ブロックを所有するシステム名

文字列
ParentCloseFcn

親サブシステムを閉じる際のコールバック

MATLAB表現
Position

モデルウィンドウ内のブロックの位置

ベクトル [left top right bottom]
コーテーションでは絶対に囲みません

PostSaveFcn

ポストセーブする際のコールバック

MATLAB表現
PreSaveFcn

プリセーブする際のコールバック

MATLAB表現
Selected

ブロックの選択状態

on | {off}
ShowName

ブロック名の表示

{on} | off
StartFcn

シミュレーションを開始する際のコールバック

MATLAB表現
StopFcn

シミュレーションを停止する際のコールバック

MATLAB表現
Tag

ユーザ定義文字列

' '
Type

Simulinkオブジェクトタイプ (参照のみ)

'block'
UndoDeleteFcn

ブロックの削除をアンドゥする際のコールバック

MATLAB表現
UserData

任意のMATLABデータタイプ(mdlファイルには保存されません)

[ ]

以下の例では、これらのパラメータを変更する方法を示します。

つぎのコマンドは、mymodel システム内のGainブロックの向きを変更して、反対方向(右から左)を向くようにします。

つぎのコマンドは、OpenFcn コールバックを mymodel システムのGainブロックに関連付けます。

つぎのコマンドは、mymodel システムのGainブロックの Position パラメータを設定します。ブロックは、幅が75ピクセルで、高さが25ピクセルです。位置ベクトルは、絶対にコーテーションで囲みません


 モデルパラメータ ブロック固有のパラメータ