maxflat (Signal Processing Toolbox)

汎用ディジタルButterworthフィルタの設計

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[b,a,] = maxflat(nb,na,Wn)
b = maxflat(nb,'sym',Wn)
[b,a,b1,b2] = maxflat(nb,na,Wn)
[...] = maxflat(nb,na,Wn,'design_flag')

詳細

[b,a,] = maxflat(nb,na,Wn) は、それぞれ、次数 nb および na の分子係数 b および分母係数 a をもつローパスButterworthフィルタを設計します。 Wn は、カットオフ周波数であり、フィルタのゲイン応答が(約-3 dB)となります。 Wn は0と1の間で、ここで、1はサンプリング周波数の1/2(Nyquist周波数)です。

b = maxflat(nb,'sym',Wn) は、対称FIR Butterworthフィルタを設計します。nbは偶数で、Wn は[0,1]の一部区間に制限されます。Wn が、この部分区間の外に設定された場合、関数はエラーになります。

[b,a,b1,b2] = maxflat(nb,na,Wn) は、分子多項式bを多項式b1とb2の積(b = conv(b1,b2))になるように分解した多項式を出力します。b1は z = -1にすべての零点を含み、b2は他の零点を含みます。

[...] = maxflat(nb,na,Wn,'design_flag') は、フィルタ設計の過程をモニタすることができます。ここで、design_flagには、つぎの文字列が設定できます。

trace：設計に使用する設計テーブルの文字による表示

plots：フィルタのゲイン、群遅延、および零点と極のプロット

both：文字表示とプロットの両方

例題

nb = 10; na = 2; Wn = 0.2*pi;
[b,a,b1,b2] = maxflat(nb,na,Wn,'plots')

アルゴリズム

この方法は、多項式の根の算出と多項式の根の変換公式を使います。

参考

butter
Butterworthアナログおよびディジタルフィルタの設計

filter
巡回型(IIR)または非巡回型(FIR)フィルタによるデータのフィルタリング

freqz
ディジタルフィルタの周波数応答

`butter`	Butterworthアナログおよびディジタルフィルタの設計
`filter`	巡回型(IIR)または非巡回型(FIR)フィルタによるデータのフィルタリング
`freqz`	ディジタルフィルタの周波数応答

参考文献

[1] Selesnick, I.W., and C.S. Burrus, "Generalized Digital Butterworth Filter Design," Proceedings of the IEEE Int. Conf. Acoust., Speech, Signal Processing, Vol. 3 (May 1996).

lsf2poly medfilt1