Real-Time Workshop User's Guide    

ランライムアーキテクチャの概要

一般的なVxWorksベースのリアルタイムシステムでは、ハードウェアは、イーサネットを通じてVxWorksターゲットのCPUに接続されていて、SimulinkとReal-Time Workshopが実行されているUNIXまたはPCホストで構成されます。さらに、ターゲット本体は、外部ハードウェアとの通信のためのA/DまたはD/AコンバータをもつI/Oボードをもつ場合があります。つぎの図は、この設定を示したものです。

図 12-1: VxWorksアプリケーションの代表的なハードウェアの設定

リアルタイムコードは、VxWorksパッケージに付属するクロスコンパイラを使って、UNIXまたはPCホスト上でコンパイルされます。Real-Time Workshopプログラムビルダからの出力のオブジェクトファイル(model.lo)が、TornadoのWindSh (コマンドシェル)を使ってイーサネット接続を経由してVxWorksターゲットCPUにダウンロードされます。

リアルタイムプログラムは、VxWorksターゲット上で実行し、ターゲットにインストールされたI/Oデバイスを通して外部ハードウェアとのインタフェースをとります。


 VxWorksライブラリ パラメータチューニングとモニタリング