Real-Time Workshop User's Guide    

サブシステムからコードおよび実行ファイルを生成

Real-Time Workshopは、モデル内の任意のサブシステムからコードを生成し、実行ファイルをビルドできます。コード生成とビルドプロセスは、ルートモデルのコード生成およびビルドに対するパラメータを利用します。

サブシステムからコードを生成し、実行ファイルをビルドするには、つぎのようにします。

  1. モデルからのコード生成と同様に、シミュレーションパラメータダイアログで希望するコード生成とビルドパラメータを設定します。
  2. 希望するサブシステムブロックを選択します。
  3. サブシステムブロックを右マウスクリックして、サブシステムブロックのコンテキストメニューの Real-Time Workshop サブメニューからサブシステムの作成を選択します。

    あるいは、ツールメニューの Real-Time Workshopサブメニューからサブシステムの作成を選択します。このメニューアイテムは、サブシステムがカレントモデル内で選択されている場合に利用可能です。

  1. サブシステムのパラメータ一覧を表示するウィンドウがオープンします。Tunableのチェックボックスを選択することにより、任意のパラメータをチューニング可能 として宣言することができます。

    上記の図で、パラメータKはチューニング可能と宣言されています。

  1. チューニング可能なパラメータを選択した後で、Buildボタンをクリックします。これは、コード生成とビルドプロセスを開始します。
  2. ビルドプロセスは、MATLABコマンドウィンドウにステータスメッセージを表示します。ビルドが終了すると、生成された実行ファイルは、作業ディレクトリにあります。生成された実行ファイル名は、subsystem.exe (PC) または subsystem (UNIX),です。ここで、subsystemは、ソースサブシステムブロック名です。

    生成されたコードは、subsystem_target_rtwというビルドサブディレクトリにあります。ここで、subsystemはソースサブシステムブロック名で、targetはターゲット構成名です。


 サブシステムコードのモジュール性 パラメータ: ストレージ、インタフェース、チューニング