Real-Time Workshop User's Guide    

Simulinkモデルで生成コードをトレースする

Real-Time Workshopは、生成コード内にシステム/ブロック識別タグを書きます。タグは、ソースモデル内で、コード内のあるラインを生成したブロックの識別に役立てるために設計されています。タグは、生成コードの各ラインの上のコメント行にあります。

タグのフォーマットは、<system>/block_nameです。ここで

つぎのコードは、ソースモデルのルートレベルでGainブロックによって生成されるコードの行に隣接するタグのコメントを示します。

つぎのコードは、ソースモデルのルートレベルより1レベル下のサブシステム内のGainブロックによって生成されるコードの行に隣接するタグのコメントを示します。

これらのタグに加えて、Real-Time Workshopは生成されたヘッダファイルmodel.hのコメントにモデルに対するタグを記述します。つぎのコードは、ソースモデルfooから生成されたそのようなコメントを示します。foo は、入れ子式のサブシステムOuterとサブシステムInnerをもちます。

タグを生成ブロックでトレースするには、

  1. ソースモデルをオープンします。
  2. オープンされているそれ以外のモデルウィンドウをクローズします。
  3. MATLABの hilite_system コマンドを使って、希望するシステムとブロックを表示します。

例題として、上記のモデルfooを考えます。fooがオープンされている場合、

は、サブシステムOuter をオープンし

Outerをオープンし、その内部のGainブロックGain1を選択、強調します。


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