Real-Time Workshop User's Guide    

Windowsでのサードパーティコンパイラのインストール

Real-Time Workshopのターゲットの中には、ユーザのワークステーション上で実行する実行ファイルを作成するものがあります。実行可能ファイルの作成時に、Real-Time Workshopはコンパイラへのアクセスが可能でなければなりません。つぎの節では、Real-Time Workshopがコンパイラへのアクセスが可能なようにシステムを構成する方法を説明します。

Borland

Borland環境変数が定義されていて、Borlandコンパイラが存在するディレクトリを正確に指していることを確認してください。このことをチェックするためには、DOSプロンプトで

と入力します。この出力は、選択されたディレクトリを含んでいます。

BORLAND 環境変数が定義されていない場合、Borlandコンパイラがインストールされている位置を示すように定義しなければなりません。Windows 95または98では、

autoexec.batファイルに追加してください。

Windows NTでは、コントロールパネルでシステムを選択し、 「環境」ページでBORLAND をコンピュータのパスとして設定してください。

LCC

フリーウェアのLCC C compilerは、MATLABに付属しており、MATLAB製品と一緒にインストールされます。LCCを使ってReal-Time Workshopにより生成されたプログラムをビルドしたい場合は、プロダクトに現在付属しているバージョンを使う必要があります。LCCに関する情報は、http://www.cs.virginia.edu/~lcc-win32/で入手可能です。

Microsoft Visual C/C++

環境変数 MSDevDir を以下のように定義します。

Watcom

Watcom環境変数が定義されていて、Watcomコンパイラが存在するディレクトリを正確に指していることを確認してください。 このことをチェックするためには、DOSプロンプトで

と入力します。この出力は、選択されたディレクトリを含んでいます。

WATCOM環境変数が定義されていない場合、Watcomコンパイラがインストールされている位置を示すように定義しなければなりません。Windows 95または98では、

autoexec.bat ファイルに追加してください。

Windows NTでは、コントロールパネルで「システム」を選択し、「環境」 ページでWATCOM をコンパイラのパスとして設定してください。

Out-of-Environmentエラーメッセージ

out-of-environment spaceエラーメッセージが表示された場合は、問題が発生しているプログラム(たとえばdosprmpt または autoexec.bat) 上でマウスを右クリックし、Propertiesを選択します。そこからMemoryを選択します。Initial Environment を利用可能な最大値に設定し、Applyをクリックします。これにより、利用可能な環境の領域を増やします。


 Real-Time Workshoのインストール サポートされているコンパイラ