複数モデルの取り扱い | ![]() |
はじめに
多くのアプリケーションにおいて、線形、時不変(LTI)モデルの集まりを考えることが有効な場合があります。たとえば、つぎのように変化する単一パラメータをもつモデルを考えましょう。
sys1 = tf(1, [1 1 1]); sys2 = tf(1, [1 1 2]); sys3 = tf(1, [1 1 3]);
このような集合を保存したり、解析したりする便利な方法は、LTI配列を使うことです。この例題を続けるため、このLTI配列を作成し、つぎのように一変数に中に、3つすべての伝達関数を保存しましょう。
sys_ltia = (sys1, sys2, sys3);
これにより、たとえば、sys1
を使う場合と同じように、LTI配列sys_ltia
を使うことができます。
単一MATLAB変数の中のLTIモデルを選択してLTI配列を使うことができます。そして、この変数をベクトル化された型でモデル全体を取り扱ったり、解析したりできます。モデルは個々のモデル名よりもむしろ割り当てられたインデックスを通して各モデルをアクセスすることができます。
LTI配列は、MATLABの中で、二次元行列を多次元配列に拡張する方法(Using MATLABの12章の"多次元配列"を参照)と同じ考えを使って、単一LTIモデルの考えを拡張します。
LTI配列内のモデル集合の選択 | ![]() |