複数モデルの取り扱い | ![]() ![]() |
LTI配列の概念
LTI配列の概念を図化するため、つぎに示す5つの伝達関数モデルの組を考えます。この例題で、各モデルは、2入力、2出力をもっています。これらは、個々のモデル要素の中で、パラメータを変更することで、異なったものになります。
2行2列の行列を集めて多次元配列を作成しているのと同様に、5つの伝達関数モデルを1変数、ここでは、sys
という名のLTI配列内に存在する1つのリストとしてまとめています。LTI配列の各要素は、1つのLTIモデルです。
LTI配列sys
の中の個々のモデルは、インデックスを通してアクセスすることができます。LTI配列内のデータをアクセスするのに使用する一般的な構文は、つぎの型です。
たとえば、sys
の中の3番目のモデルは、sys(:,:,3)
でアクセスすることができます。つぎの図は、sys
からモデルまたは要素を選択するためのインデックスの使い方を示しています。
インデックス操作の詳細は、"LTI配列内のインデックス操作" を参照してください。
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