複数モデルの取り扱い

LTI配列の演算

LTI配列を使って、単一LTIモデルに適用するすべての基本的なモデル演算を、モデルの集合全体に一度に適用することができます。これらの基本演算は、つぎの事柄を含みます。

• 代数演算： +, -, *, /,\,',.'
• モデル相互結合関数：I/O次元に沿った連結([,],[;])、feedback、append、parallel、lft

これらの演算のいずれかを2つのLTI配列に適用するとき(たとえば、sys1とsys2)、演算は、モデル単位に実行されます。そのため、出力されるLTI配列のk番目のモデルは、sys1のk番目とsys2のk番目のモデルに設定した演算を適用したものから引き出されたものです。

たとえば、sys1とsys2が2つのLTI配列で、

sysa = op(sys1,sys2)

の場合、結果のLTI配列sysのk番目のモデルは、sys1のk番目のモデルとsys2のk番目に加えることで得られます。

sysa(:,:,k) = sys1(:,:,k) + sys2(:,:,k)

step, bode, nyquist等の応答計算とプロットを行う関数をLTI配列に適用することができます。これらのプロット関数もモデル単位に適用されます。

LTI配列の一部を削除

例題：2つのLTI配列の加算