モデルの作成と取り扱い    

周波数をベースにしたFRDモデルの参照

入力の次元と出力の次元、(I/O)次元のインデックスを使って、FRDモデルも他のLTIモデルタイプで行うのと同様に、サブシステムを抽出できます。FRDモデルの周波数にインデックスを付けることで、サブシステムを抽出できます。

FRDモデルの周波数にインデックスを付けるには、キーワードとして文字列'Frequency'を使います(既存のI/Oチャンネルまたはグループ名を混同しない限り、'freq'のような省略形を使うこともできます)。周波数を使ってFRDモデルを指定するのに2つの方法があります。

たとえば、sysは5点の周波数点(たとえば、sys.Frequency=[1 1.1 1.2 1.3 1.4])をもつFRDモデルの場合、つぎのように、sysの周波数を示すインデックスを使って、新しいFRDモデルsys2を作成できます。

は、周波数ベクトルの中の2番目と3番目の要素を表示します。

同様に、周波数を設定するのに論理値を使うこともできます。

I/O次元の中のインデックス化を使って、周波数をベースに抽出したモデルを組み合わせることもできます。たとえば、sysが2入力、2出力、周波数ベクトル[2.1 4.2 5.3]をもち、sys.Unitsプロパティがrad/sで設定されている場合、

は、2.1 rad/sの周波数点一点をもつSISO FRDモデルをしてsys2を設定します。


 サブシステムの抽出と変更 名前をベースにチャンネルの識別