モデルの作成と取り扱い | ![]() ![]() |
周波数をベースにしたFRDモデルの参照
入力の次元と出力の次元、(I/O)次元のインデックスを使って、FRDモデルも他のLTIモデルタイプで行うのと同様に、サブシステムを抽出できます。FRDモデルの周波数にインデックスを付けることで、サブシステムを抽出できます。
FRDモデルの周波数にインデックスを付けるには、キーワードとして文字列'Frequency'
を使います(既存のI/Oチャンネルまたはグループ名を混同しない限り、'freq'
のような省略形を使うこともできます)。周波数を使ってFRDモデルを指定するのに2つの方法があります。
たとえば、sys
は5点の周波数点(たとえば、sys.Frequency=[1 1.1 1.2 1.3 1.4]
)をもつFRDモデルの場合、つぎのように、sys
の周波数を示すインデックスを使って、新しいFRDモデルsys2
を作成できます。
sys2 = sys('frequency', 2:3); sys2.Frequency ans = 1.1000 1.2000
sys2 = sys('frequency',sys.Frequency >1.0 & sys.Frequency <1.15); sys2.freq ans = 1.1000
I/O次元の中のインデックス化を使って、周波数をベースに抽出したモデルを組み合わせることもできます。たとえば、sys
が2入力、2出力、周波数ベクトル[2.1 4.2 5.3]
をもち、sys.Units
プロパティがrad/sで設定されている場合、
sys2 = sys(1,2,'freq',1)
は、2.1 rad/sの周波数点一点をもつSISO FRDモデルをしてsys2
を設定します。
![]() | サブシステムの抽出と変更 | 名前をベースにチャンネルの識別 | ![]() |