Getting Started With the Control System Toolbox | ![]() ![]() |
はじめに
この章は、Control System Toolboxで用意されているツールを使って、モデルを解析する手法を説明します。ここでは、線形、時不変システムの解析を簡素化するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である、LTI Viewerの紹介から始めます。
この章は、その後に、線形モデルの時間応答や周波数応答をプロットするためにControl System Toolboxで用意されているコマンドについての説明を行います。これらのコマンド群は、制御システムの解析用の環境をオープンし、拡張します。LTI Viewerが提供するものよりも、より柔軟性のあるものを必要とする場合、これらのコマンドを使います。
最終的に、この章は、Simulinkで使用するSimulink LTI Viewerについても議論します。これらのツールを使って、モデル全体、または、一部の線形化、線形化したモデルの解析、または、線形モデルと非線形モデルの比較を行います。
LTI Viewerは、線形モデルの応答図を表示したり、取り扱ったりするGUIです。LTI Viewerを使って、線形モデルに関して、つぎのプロットを表示します。
時間応答と極/零点図は、TF、SS、ZPKモデルに対してのみ有効です。
LTI Viewerは、同時に種々のプロットタイプを6種類まで表示できます。また、同時に、複数の線形モデルの応答図を解析することもできます。しかし、すべてのモデルは、同じ入力サイズと出力サイズでなければなりません。ユーザのモデルの入力数または出力数が等しくない場合、複数のLTI Viewerがオープンします。
![]() | モデルの低次元化 | 例題: LTI Viewer | ![]() |